折りたたみ自転車にiPhoneつけて、GPSアプリでわくわくサイクリングをする方法

うわー、ダイアリー書くの久しぶりー。
最近ダイアリー書かないでハイクやtwitterばかりやってたんだけど、今回この作業をするにあたってかなりあちこちのサイトを参考にさせてもらったので、お世話になってばかりじゃいけないなーと思って書いてみることにしました。今後はもっと積極的にダイアリー書いていこっと。(以上、ひとりごと)

私、自転車に乗るのが好きです。といっても今年の4月ぐらいから始めたばっかりだし、やっと30kmぐらい走れるようになってきた程度でまだまだ体力ないし、しょぼいんですが、楽しいです。で、そこに最近iPhoneを買ったので、GPSと地図の機能があるアプリを使えばもう迷わないし、「おいおいそろそろ折り返さないと家に帰る前にバテるぞ!」っていう指標にもできそう。いっぺんカバンにiPhoneをいれたまま走ってみてきちんと計測されていた事が確認できたんで、いよいよiPhoneを自転車に固定してみる事にしました。


「どうもー、TRANSIT Liteです。」

さて、今回ターゲットとなる私の愛車は、ダーリンのお下がりのブリジストンTRANSIT Liteです。折りたたみ自転車、内装3段。バーエンド装着、ブレーキパッド交換と、じわじわ改造が進んでおります。走りはダーリンの現愛車のBD-1には到底及ばないし、2速と3速の間が欲しいよ!ってしょっちゅう思うけど、街乗りしかしないし、ママチャリに比べれば全然スピードは出るし、走り出しが軽いので気に入ってます。内装7段化を考えた事もあるけど、ダーリンがロードを買った暁にはBD-1をお下がりにくれると宣言して以来、TRANSITの「走り」に関してこれ以上考えるのはやめる事にしています。

って、うっかり自転車の紹介を長々としてしまったー!本題に戻ります。今回使う事に決めたメインパーツはこちら。
リヒター・バイシクル・マウント 1
リヒター・iPod & PDA グリッパー 2 セキュア・セット
この、リヒターマウントシステムの存在はアスキーの記事ASCII.jp:GPSで変わる自転車ライフ iPhone編(後編) (1/5)|ガジェットで自転車ライフをもっと便利に!で知りました。最初はAmazon楽天でパソコンサプライメーカーの似たようなものを探していたのですが、どうもレビュー読むとちと怖い。大切なiPhoneの身を任せるにはやはりマウント専門メーカーだろう、ってことで少々高いけどリヒターにしました。てか、リヒター、Amazonでも売ればいいのに。グリッパーは色々な種類があったのですが、今回は飛び出し防止用のツメがあるタイプにしました。リヒターのサイトにある「iPhone3Gジャケット」も気になったのですが、これは車載用に設計されていてかなり遊びがあるようなので、自転車用には不向きと判断して見送り〜。


と、リヒターのオンラインストアでニヤニヤしながら自転車をもう一度見に行った時気づいた事実がこちら。

「ん?ハンドルバー、曲がってますけど何か?」

なんてこった。参考にしたサイトがロードばかりだったのでうっかりしてたんですが、こいつ、ママチャリと同じです。リヒターのマウント、けっこう幅がありそうなのでこのままだとiPhoneが曲がっちゃうどころか装着できるかも不安。そこで、アスキーのサイトでも見かけてたコレを使う事に。

MINOURA(ミノウラ) SG-100N スペースグリップ ブラック

MINOURA(ミノウラ) SG-100N スペースグリップ ブラック

コレ便利そうなのに、近所の自転車屋では売ってなかったよー。いや、むしろホームセンターとかにあるのかな?まあそれは置いといて、さらに
MINOURA(ミノウラ) ボトルケージアタッチメント/QB-90 ブラック Y8821

MINOURA(ミノウラ) ボトルケージアタッチメント/QB-90 ブラック Y8821

コレを使う事でスペースグリップを簡単に取り外しできる仕様に改造する方法がhttp://homepage3.nifty.com/o-sam/Bike62.htmlで紹介されていたので、この知恵も拝借。これで、ダーリンのBD-1でもこのiPhoneマウントが使えるし、輪行時に取り外すのも簡単になるー。便利そうだ。うはー。

スペースグリップ+リヒターマウントシステム。それらをごっそり取り外しできるように改造、という方向性を決め、パーツを注文。約1週間後、材料が揃ったところで、作業開始〜。


ボトルケージアタッチメントを、ぐにゃぐにゃハンドルバーの中でも比較的まっすぐな所(ステムの真横部分)に装着してみる。おお、いけそう。グラつきもないよ。


ボトルケージアタ‥‥長いからボケッチでいいや。ボケッチのカバーみたいのを外す。


スペースグリップを分解して、中の金具をボケッチにねじねじ。


金具がくっついたところで、脳内イメージに自信が持てないため、スペースグリップ本体をかぶせてみる。「いらないツメは前後ので、左右のじゃないんだな?」と何度も確認。


ホビールータでいらないツメの内側から線を入れ、ペンチで取って、ホビールータでヤスリがけしたところ。多少歪んでるけど気にしなーい。てかホビールータって便利だね☆


再びボケッチにかぶせ、ネジで金具と固定。グラつきナッシング☆ スペースグリップのバーは、iPhone側に大きく取れるように調整してあります

‥‥と、ここまでがスペースグリップ改造&装着の手順。いよいよiPhoneのマウントを取り付けます。
リヒターのバイシクルマウント1を、スペースグリップにマイナスドライバーで取り付けます。あれ?まさかの写真ナシ!うっかりしてた!


その上に、セキュアバンドアダプターをカチッとな。マウントとホルダーの間にかます感じです。


そしていよいよ、グリッパーをカチッとな。付属のラバースポンジシール(緑色)も貼ってiPhone背面の摩擦up


さっそくiPhoneをはめて、上からセキュアバンドアダプターのゴムをかけてみた。ゴム、強力!グリッパーの分厚さもあって、かなり伸びて押さえつけてる感じ。まず落ちる事はないと思う。これ、いざ電話かかってきた時にゴム外すの大変だなあ。そういうときはいさぎよくイヤフォン挿してハンズフリーで使った方がよさそうだ。ちなみに、この上のゴムかけない状態でもかなりしっかりはまってます。ただ、上方向への飛び出しを防ぐためにも、押さえつけといた方がいいとは思う


まだまだ終わらんよ☆ iPhoneGPSつけっぱにしてるとそれなりにバッテリーを消費するので、eneloop mobile booster KBC-L2Sを用意。

2.5回分ぐらいフル充電できる、頼もしい味方だよ!



これをフェリシモで「バッグ内モバイルゴミ箱」として売られていたミニバッグにイン(今はもう売られてないみたい、と思ったらあったよ http://www.felissimo.co.jp/kraso/v10/cfm/products_detail001.cfm?GCD=481920&GWK=533 )。片手でパカッと開く構造で、中にクッションがあるのでステムにガンガン当たっても大丈夫(たぶん)。熱は‥‥多少こもるかも?前述の会話用イヤフォンもこの袋につっこんでおくつもりです。最初、バッテリーをしまうのに自転車屋さんでトライバッグを探していたんだけど、なにしろ折り畳み自転車なもんでフレームが太くて、ロード用の商品はすべて装着できなかったんですね。で、「ベルクロを延長するぐらいだったら1から作るか〜」と手芸材料をゴソゴソしていたら全然使ってなかったこのミニバッグが出てきた、っていう。


角度を調整して、ライトも着けて、じゃーん、できました。わっほーい。ついでに余分に購入してたボケッチで、本来の役割のボトルケージも装着。リアには輪行袋を背負ってます。これでどこへでも行ける!迷わない!泣かない!


GPSアプリを起動。おお、よさげよさげ!

以上で作業は終了☆楽しいiPhoneつき自転車ライフを送るぞー。iPhoneを破損から守るためにも、安全運転するぞー。(もちろん、ヘルメットはいつもかぶってるし、共済にも加入済み☆)

ちなみに、iPhone用のGPS+地図のソフトはいくつか試したけど、今は「MotionX」(無料お試し or 350円) の有料版を使用中。
http://gps.motionx.com/faq/
目的地の設定が超簡単で、カーナビみたいに「どこどこを曲がれ」とまでは言わないまでも、「こっちだよー」という風に矢印つきの直線で示してくれる。GoogleMap以外の地図は低速時はコンパス、それ以外は進行方向によって自動で回転してくれるので、方向オンチの私にも安心(ちなみに、「GoogleMap以外の地図」の一つはMotionX Mapで、その中身はOpenStreetMapなので等高線表示はできるけど日本の路地データはまだスカスカ、もうひとつはBingで、番地がわかりやすいのは良いけど道の表示が薄く細すぎるのが難点)。GoogleMapが回転してくれないのは、うーん、Google側の縛りなのかなあ?いったんキャッシュしてから表示してるから、やろうとおもえばいくらでも回転できると思うんだけど、加工して表示しちゃいけないとか。MotionXは、見た目も洗練されているし、iPhone右上のボタンでロックしておいてもログを取ってくれるのも良いところ。GPSデータは今のところ、書き出し(メールにGPX添付,Twitter,FaceBook)はできるけど読み込みはできない。Helpに、今後コミュニティサイト開設とともに対応予定って書いてあったので期待☆

よし、他のiPhoneGPSアプリもいくつか簡単レビューしちゃえ。

「EveryTrail」(無料)はEveryTrailコミュニティサイトの専用アプリという位置づけ。多機能だし、走行データを写真と一緒にコミュニティサイトで簡単に公開できる所は好きなんだけど、走行データはPC用Flashサイトでないと見れないのが、弱点。iPhoneの中のセーブデータすら地図上に表示できず、GPX書き出すのもPCサイト上から。自分の走行履歴を眺めてニヤニヤしたい私には残念。ちなみに、このアプリをググるとよく出てくる、「サイトにアップロードすると自動的に「公開」になっちゃうよ!」という問題は解決済みで、現バージョンではアップロード時に公開範囲をPublicにするかどうか選べます。

「Trails」(無料お試し or 450円)はEveryTrailやその他のサイトに対応したGPSアプリ。Mapと速度が同時に表示できる点はすごく良いんだけど、地図の選択肢からGoogleMapが消えてOSM(OpenStreetMap)一本になっていまい、日本じゃ使い物にならないのが致命傷。上記EveryTrailのサイトデータが読み込めるというのでビューアとして使えれば、と試してみたんだけど、ユーザ名での検索ができないし、仮に走行データのタイトルを覚えてたとしても、ログイン状態で検索をかけるってわけでもないからプライベート設定のデータはもちろん取り込めない。よって、普段使いのEveryTrailデータのビューアとして使うのは無理でした。

なかなか満足のいくiPhone用のGPSアプリには出会えてませんが、まだまだ歴史が浅いし、いくらでもアップデートしていくし、すごくこれからが楽しみです。私個人の要望としては、

  • 地図と速度&時間を一度に表示
  • GoogleMapが進行方向にあわせて回転
  • GPXの読み書き両対応
  • 写真も位置情報付きで読み書き
  • ボタンひとつで今いる所や運動結果をtwitterでつぶやける
  • POLARの心拍計トランスミッタから受信して心拍数表示、運動強度設定、カロリー計算

なんていう贅沢なiPhoneアプリが出てくれる事を期待しています。いや、自分で作ると何年かかるかわからないしさ‥‥開発環境は入れてあるんだけどさ‥‥